最後のチャンス

それは最初で最後のチャンスだったかもしれない…

東北の小さなペットショップで繁殖に利用され続けて来たフレンチブルドッグの女の子。この春に怪我をした左眼は放置され、角膜が大きく盛り上がった状態です。

6歳で4回の出産をさせられ、今年はヒートが来ないから無料で貰ってくれと、何人もの方が声をかけられて、その中の数人かがあまりの状態の悪さに悩んで、悩んで、アダプトに相談されました。

何度かの帝王切開の跡の脇には、初期の乳腺腫瘍と思われる膨らみと、急にヒートが来なくなったことから子宮蓄膿が疑われる状態です。

何も治療や対処が行われていない現状では、ただこの子は死を待つだけの時間を過ごすだけで、利用されるだけ利用され、何のために産まれて来たのでしょうか?

結果、この子を助ける事は出来ませんでした。

2週間前に、引き取り屋に渡され、ヒートが来たらまた死ぬまで子犬を産まされ、ヒートが来なければ治療もされず死ぬまでの時間を待つ日々。

せめて、この子が生きていた証を残すために、写真を残します。

実際に3年前に産んだ子です

この子が4回の出産で産んだ子犬達は、それぞれのご家庭で家族に囲まれながら、幸せに暮らしているのでしょう。その大切な家族の母犬が、モノ扱いで要らないとたらい回しにされている現状をどう考えますか?

もっと早く知っていたなら…

もっとアダプトに力があったなら…

もっと何か出来ていたなら…

もっと早く相談を受けていても、私達では何も出来なかったかもしれません。でも、その子にとっては、最初で最後のチャンスだったかもしれません。

アダプトでは業者が利益を得るためのレスキューは行わない考えです。ただ、その業者が一切の繁殖を辞めるなら対応します。ブリーダーからのハンディがある子や繁殖屋からのレスキュー。もちろん、その目の前にある命に差はなく、その活動を行なっている方達を否定するつもりもありません。

もちちゃん、助けられずごめんね。

今回動いてくれた皆さん、本当に申し訳ありません。

ハッピーエンドが待っていなかったとしても、あなたの行動が何かを少しだけ変えるはず。何かが少しだけ変わったはず。

殺処分ゼロではなく、

収容される子がゼロへ

迷子になってしまう子がゼロへ

探されない子がゼロへ

望まれずに産まれてしまう不幸な命がゼロへ

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